先週の日曜日(5月27日)に、はてなブログからワードプレスに移転しました。
もうひとつサイトを作っていたので、そちらの作業が落ち着くまで移転は後回しと考えていたのですが・・・
しかし男女の関係のように気持ちが切れてしまうと、記事を更新する意欲も持てなくなってしまいます。
サイトを一からやり直すことは何度かしましたけど移転するのは今回が初めてでした。

Free-Photos / Pixaba
手順としては、はてなブログから記事データを抜き取りレンタルサーバーに独自ドメインを移した後ワードプレスをインストール
その後ネームサーバーの設定を変更。最後にはてなブログから抜き出した記事データをワードプレスに入れる
こんな感じです、では始めましょうか。
はてなブログProからWordPressへの移転じたいは難しい事はなく多少の知識があればだれでも出来ます。
ところが移転後の作業が時間のかかるものになりました。
はてなブログProからワードプレスに引っ越す手順
はてなブログに限らずワードプレスに移転を考えているなら出来るだけ早い段階で引っ越ししたほうがいいでしょう。
理由は明白で記事が増えてくるとそのぶんの移転後の作業量が増えてしまうから。
僕の場合は結局70記事ほどを削除、アクセスのない記事はもちろんですが誰のためにも参考にもならないような記事の他、極端に文字数の少ない記事は削除しました。
逆に文字数が少なくてもアクセスがあり、リライトできる内容であれば残すことにしました。
そうでなければ、残す記事がなくなりそうでしたから。
作業量を減らす意味で移転前にすること
- 移転後の作業を楽にするためアクセスのない記事を削除します。(はてブは引き継がれないので気にしないでいいです)
- 移転後プラグインにより目次は作れるので、あらかじめはてな側の編集画面で目次を削除した方が時間効率が良いです。
- はてなの見出しを整えておく。
SEO的にも記事の選別は必要だと思います。
移転後に、はてなで設定した目次を削除するとなると大変な作業になりかねないので、引っ越しをする予定があるなら今からでも削除しておいたほうがいいです。
はてなブログの大見出しは<h3>なので移行後は<h2>がない状態になります。僕の場合は、はてなブログで書いていたときから<h2>にしていたので問題ありませんでした。
メモ
サイト移転と同時にSSL化
はてなブログからワードプレスに移転するのに必要なものは2つ
- 独自ドメイン
- レンタルサーバー
はてなブログ開始時からProにしていて独自ドメインもその時にお名前.comにて作りました。
レンタルサーバーはmixhostで、現在試用期間中(無料)です。30日間の無料試用期間をへて本契約します。
独自ドメインもレンタルサーバーもない場合は用意しましょう。
レンタルサーバーを用意する
僕は過去に3回ほどレンタルサーバーを借りたことがあります。当時は設定などで結構つまづいていた記憶があったのですが、今回借りたmixhostは「これで終わり?」って感じで気が抜けてしまうほどでした。
オススメのレンタルサーバーは2つ
- エックスサーバー
- mixhost
他にもたくさんレンタルサーバーがあります、お金を出せばもっと高性能のサーバーを借りることも可能です。
僕の場合は、月額1,000円前後で複数サイトを運営できること、高性能サーバーであることが条件としました。自分に合ったサーバーを探すことが肝心です。
僕の運営環境で絞り込むと、エックスサーバーとmixhostの2択となりました。
それに実績をくわえるとエックスサーバーになります。初めてレンタルサーバーを使用する場合はエックスサーバーを選べば間違いないと思います。
メモ
mixhostは2016年6月にサービスを開始したので実績面では劣ります、サポートもメールのみなのでエックスサーバーの電話対応に比べれば不安が残ります。それでもmixhostを選んだのはスピード速いことバックアップが自動で無料。SSL化が無料で簡単。初期費用がないこと、afb経由で申し込むと6,000円のキャッシュバックがあることでした。要は初期費用をできるだけおさえたかったんです。
mixhostは価格据え置きで性能のグレードアップが頻繁に行われているのも良い感じがします。
エックスサーバーにも時期により初期費用半額などのキャンペーンがありますので登録する場合は確認したほうがいいですね。
独自ドメインの取得方法
独自ドメインに関しては、レンタルサーバーに付属しているサービスから申し込むと特典が付いたりします。
エックスサーバーだと関連会社のエックスドメインにすると設定が簡単だったりします。
僕が使っているのは、お名前.com。管理画面がちょい分かりづらいです。
現在2つのドメインを使ってますが、人気が高いというだけで決めてしまいました。
レンタルサーバーの特典を含めてコスパの高いサービスを選べばよいのではないでしょうか。
他には
エックスサーバー
ムームードメインなど。
独自ドメイン取り扱い業者に関してはレンタルサーバー選びほど神経質になる必要はないと思います。
メモ
独自ドメインとは世界に一つしかないインターネット上の住所のようなものです。一方はてなブログサービスなどで提供されている無料ブログの場合はてなアパートの一室を借りているようなもので、はてながサービスを終了させればあなたの部屋(データ)もなくなってしまいます。またドメインの評価も無料ブログを使用してるすべてのドメインの評価となります。
独自ドメインの場合は検索エンジンなどの評価も自分のサイトだけになります。自分で自分のドメインを成長管理していくことが出来ます。レンタルサーバーなどが閉鎖しても独自ドメインの場合はなくなることもありません。
レンタルサーバーと独自ドメインは用意できたでしょうか?
僕の場合は、はてなブログは独自ドメインで運営。レンタルサーバーはすでに使っていてサーバーにサイトを追加するという感じですが新規でやるのと変わりはありません。
レンタルサーバーmixhostの申し込み方
ここでは僕が契約しているmixhostを例にしています。まずはmixhostサイトに移動して申し込みをしましょう。
以下が手順となります。
- クレジットカード不要で今すぐ10日間無料お試しをクリックします。
- プランは一番安いスタンダードを選択して続けるをクリックします。
- サブドメインは半角英数字ですきな文字を入力し続けるをクリックします。
- ご注文内容を確認後にお客様情報入力をクリックします。
- 利用規約に同意にチェックをいれて注文完了をクリックします。
- 申し込み受付完了とサーバーアカウント設定完了メールが送付されます。(要保管)
以上でmixhostへの申し込みは完了しました。
メールに記載されているマイページに移動して契約中と表示されていればお試し期間スタートです。
【10日間無料お試し】スタンダードをクリックすればプラン変更(本契約移行)画面に移動できます。
今回6月30日までに本契約をすませると10%オフの特典が付いてました!ラッキー。
メモ
mixhostの最安値のスタンダードプランで100万PV/月に対応できます。今までの最高が月2万PVなので最下位プランでも僕にはオーバースペックです。普通のブログサイトならスタンダードプランで十分、バズった場合でも簡単に上位プランに変更することも出来るしさらにバズが収まったら元のプランに戻すことも可能です。
レンタルサーバーにお名前.comで取得した独自ドメインを設定する手順
独自ドメインを取得してない場合はお名前.comに移動。すでに独自ドメインを所有してる方はスルーしてください。
お名前.comトップページの「取得希望のドメイン名を入力」に希望の英数字をいれます。
希望したドメインに空きがないばあい同画面の「他の文字列で検索する」。ドメインの候補が複数ある場合は改行して複数記入することもできます。
メモ
ヒント なかなか空きが見つからない場合 nago → nagonote など英数字を付け加える。その場合あまり文字列が長くならないように気を付けましょう。
今回「nago」で検索しましたが使えるのは「.ai」と「.site」
気に入ったドメインがあったらチェックをいれます。
料金確認へ進むをクリックします。
nagoは人気があるようで、「.com」も「.net」もすでに売れてしまってます。
次の料金確認画面では料金を確認すると同時にWhois情報公開代行を設定してください。
- 始めて利用する場合はメールアドレスとパスワードをいれて次へをクリックします。
- 会員情報では必須項目を記入してください
- 続けてお支払い方法ではクレジット決済で自動更新すると便利です。
- 決済が終わるとお申込みを受け付けました画面に切り替わります。
- メールは必ず確認してくださいね。
以上で独自ドメインの取得は完了となります。
レンタルサーバーmixhostに独自ドメインを設定する方法
お名前.comで独自ドメインを取得したら、さっそくmixhostにドメインを設定しましょう。
ドメイン登録を行うにはmixhostのサーバ管理パネル(cPanel)に移動します。中間くらいにあるアドオンドメインをクリックしてください。
画面が切りかわり
- 新しいドメイン名に取得したドメインを記入します。(wwwは不要)
- サブドメインとドキュメントルートはドメイン名を記入すると自動で表示されます。
- ドメインの追加をクリックして次の画面が表示されたら完了です。
WordPressをインストールする
ドメインをサーバーに設定すればワードプレスをインストール可能になります。
再びmixhostのcPanelに移動して一番下までスライドします。
ワードプレスのアイコンをクリックします。
Install Newをクリックします。
WordPressの設定画面
ソフトウェアセットアップ
- プロトコルの選択 https//を選択する
- ドメインの選択 今回設定したドメインを選択
- ディレクトリ 空欄でいいです
以下サイト名~パスワードなど随時記入していきます。マルチサイトを有効にするはチェックなしでいいです。
インストールボタンをクリックして完了画面が表示されればWordPressのインストールは終了です。
ここまででレンタルサーバーmixhostに独自ドメインを設定してワードプレスをインストールすることができました。長文になっていますが自分の環境ではここまで1時間もかかっていません。
ローカル環境でテストする方法もあるらしいですがめんどくさいので飛ばしました。
パーマリンクを設定する
ワードプレスのパーマリンクをカスタム構造に変更しておきます。
カスタム構造 %entry/postname%/
僕の場合ははてなのパーマリンクは変更していたので投稿名にしてます。ここを適当にしていた場合かなり手こずると思います。
メモ
記事をインポートする前にパーマリンクを変更してください。
お名前.comのネームサーバーの設定変更
- 左上のタブドメインから右側ドメイン設定にあるDSN関連機能のリンクをクリックします。
- 左のメニューからネームサーバーの変更をクリックします。
- 変更対象のドメインにチェックを入れた後、登録情報は正しいので手続きを進めるをクリックします。
- mixhostからのメールに記載されてるネームサーバー名を記入し確認画面に進むをクリックします。
- 設定するをクリックします。
迷子にならなければネームサーバーの設定はとても簡単です。
反映されるまで24時間~72時間
ネームサーバーに反映されるまで24~72時間ほどかかるそうです。僕の場合は12時間ほどで表示されました。
ここは待つしかないので色々イジッても無駄です。
SLL証明書がメールで送られてくるまで気長に待ちました。
最後にはてなブログから取り出した記事データをワードプレスに移植します。
はてなブログの記事をワードプレスに移転する
画面はまだ安定していませんが、はてなブログの記事をワードプレスに移動しました。
はてなブログの記事データをエクスポートする
- はてなブログの管理画面から設定そして詳細設定に移動します。
- 詳細設定画面を下にスクロールして記事のバックアップと製本サービスをクリックします。
- エクスポートするをクリックします。
- ダウンロードするをクリックします。
- ダウンロードされたファイルをデスクトップに名前を付けて保存しておきます。
メモ
迷子にならないように移転作業の一番最初に行った方がいいかもしれません。
はてなブログの記事データをインポートする
- WordPressの管理画面左メニューのツールからインポートをクリックします。
- Movable TypeとType Padを「今すぐインストール」をクリックします。
- インポーターの実行をクリックします。
- ファイルを選択でデスクトップに保存しておいたファイルを指定します。
- ファイルをアップロードしてインポートをクリックします。
- 記事の投稿者ユーザーを選択後実行ボタンをクリックします。
これにて記事の移行は終了となります。
メモ
地力での移転が難しく感じる方がいましたらサイトの移転代行をおすすめします。mixhostでは9,980円でWordPress移転代行を行ってます。1万円以下の移転代行は超破格です。
サイトの移転作業は1日では終わらない
サイトの移転を行ってみて感じたことは、移転作業は1日では終わらないという事。移転作業自体はむずかしい事はないし僕のように独自ドメインやレンタルサーバーの準備が出来てる場合は時間はかかりません。
ただし設定が反映されるのに時間がかかるのでお休みの日に始めるより休日の2~3日前に始めてお休みの日にドップリとWordPressにつかるのがいいかなぁと思いました。
それからSLL/https化しました。同時にフェイスブックやはてなブックマークなどのSNS系のシェアーはリセットされました。
ちょっとした喪失感を感じましたが、今後はhttpsが主流となってくるのでSLL化は早めにしておいた方がいいでしょう。
いずれは、はてなブログ独自ドメインサイトもhttps化されるとは思いますが。
そういえば、この記事がWordPress移転後の最初の投稿となります。
かなり長文になったのでここまで読んでくれる方がいるかどうか?
NAGOでした。