この新聞を読むごとに寿命が100日縮まると言われて
そんなもん読むわけないだろう
などのツッコミは無視されて強制的に読まされるのが恐怖新聞です。
恐怖新聞はつのだじろうの漫画です。
少年チャンピオンにて1973年~1975年まで連載、チャンピオン誌で「亡霊学級」同時連載と全盛期。
同時期に連載した「うしろの百太郎」も同じオカルト系でオカルトブームの立役者的な感じですね。
僕は3作の内「うしろの百太郎」の方が好みなので、Amazonで探してみたが、電子書籍化はされてないようだ。
ちなみに「つのだひろ」は弟です。
恐怖新聞は邪悪なポルターガイストによって深夜に届けられる新聞で、これから起こる不吉な出来事が載っているのだ。ただしこの新聞を読んでしまうと命が100日縮まってしまう。
連載当初は霊だけでなく、UFOなど怪奇ものの解説的な面もあったので、知識のめんでも面白い作品であった。ただし相手が霊なだけに解決しない後味の悪さがよけい恐怖をあおる作品でもあった。
作画も独特であとにのこるかもしれません。
空手ブームとオカルトブーム
オカルト漫画の前1971年には「空手バカ一代」連載。
大山倍達の半生を描いた伝記漫画を描いていた、1976年まで続いた「空手バカ一代」はいわくの多い漫画でつのだと原作の梶原一騎の確執によりつのだじろうは途中で降板している。
同時に物語も大山倍達ほんにんから弟子の芦原秀幸にチェンジされたことで極真空手と梶原が不和になる原因となってしまう。
そんなことは知らない僕らは「喧嘩十段」芦原秀幸物語を楽しんでいた。その後大山倍達の依頼で「ゴッドハンド」を書き始めた「つのだ」だが、これが梶原一騎との確執を大きくしてしまい「つのだじろう詫び状事件」に発展してしまう。
原因はつのだの書いた「魔子」の最終話のセリフにあるという。
同時に梶原と大山の確執の始まりである。
つのだじろうはオカルト漫画を描きながら実は別の恐怖を味わっていたことになる。
NAGOでした See you